#オヤコミ

我が家では一時期、「仕事から帰ってきてからプールに行く」というブームがありました。今でも油断すれば子どもたちからせがまれて、夜な夜な泳ぎに行くこともあります。(コロナ禍なのでしてません)
プールが終わってから、近くのコンビニのイートインスペースで、「どれだけプールで頑張ったか」のご褒美のジュースを飲むことがしばしばありました。そんな時に、instagramをよく投稿しておりまして、つけていたハッシュタグが「#オヤコミ」

なんの略かというと、「#親子のコミュニケーション」です。

コロナ禍になり、自宅時間が増えたのは言わずもがな。家族で過ごす時間も圧倒的に増えました。それはそれで良いことなのですが、今までの会話の源泉というのは、きっと「他の人が知らないであろう何か」だったと思うのです。
保育園に行ったり、学校に行ったり、はたまた仕事に行ったりと、他の人が知り得ることができないもので、何か自分が特別な経験・体験・気づきを得たことを共有するのが、「家族の中のコミュニケーション」だと思います。

それがコロナ禍ではどうでしょう。特に4・5月の緊急事態宣言中は、学校にも保育園にも会社にも行けず、常時同じ空間の中に家族全員がいました。
最初の方は会話が続いても、どうしても完全に「しつけモード」でギスギスしたり、夫婦間も新しい話題がないがゆえに「・・・」になってしまうことがあったのではないでしょうか。

特に子どもに対する態度については、「これはやばい」と自分が思いました。なぜなら、しかっていることが多いように思えたからです。

しかりたくない。どうせ会話するならもっと建設的だったり、将来のことを話たい。そう思い、取った行動が「#オヤコミ」のきっかけになりました。

具体的には「夜のおさんぽ」「プール」などの「親子水入らず(二人だけ)」で「非日常の空間」を作ることでした。

みなさんも振り返ってみてください。
家ではしつけばかりの発言だけど、いざ旅行に行った時の家族の会話ってどうでしょうか。きっと財布の紐と一緒に、心の紐も緩み、楽しい会話になっているのではないでしょうか。
それは「家族で旅行を楽しむことにコミットしたいから」という気持ちが行動に出ているのだと思います。

では、日常も楽しむことにコミットしたい。そういう心掛けも良いでしょう。でも大人も子どもも人間ですから、常時同じようにはいかないと思います。
そこで、日常のそばに「非日常」を生み出し、お互いがお互いを信じて話あえる「心理的安全な空気を作る」ことができることで、普段家では話すことができない・話せなかった言葉を聞くことができるのだと信じています。
現に私は過去の「#オヤコミ」で、たくさんの思いを聞き、その中で「実はこんなことをやりたいと思っているんだ」なんて気持ちが聞けてとても嬉しかったです。
それが今もずっと続いている習い事です。本人がやりたいという気持ちって、本当に強いですね。

けしてたくさんの時間とお金を使って旅行にいかなければならないものではありません。夜のさんぽに必要なのは、1時間くらいの時間と、150円以下で買えるパックのジュースで十分です。

夜の外出という、「子どもだけではできないこと」と、「なんか家の雰囲気と違って優しいな」という安心、さらに「好きなジュースが飲める」おまけ付き。

些細な場づくりで、人との絆を作り、心を開くことって、できるんだなあという、私自身の大きな気づきでした。

特に子どもと大人という関係ではなく、大人同士でもそうかなと思います。
今後もいろんなシーンで「#オヤコミ」を実践していこうと思います。

それでは今日はこの辺で。

ばばーい!