年末年始100kラン達成から見る「ゴールの解像度をあげること」の大切さ

12/25の本業最終営業日を経て、この年末は10連休となりました。
数年前から「せっかくの休みだから、思いっきり休もう」というよりは、
「休みだからこそ、体を整える・作る時間にしよう」と思うようになりました。

長期休暇明けの自分の状態って、どうしても「だるい」「体が重い」ということになりがちでした。(実際食べすぎて重くなっていたと思うのでw)
やってみると、冬特有の「布団の気持ちよさ」に打ち勝つのは想像以上にしんどかったです。が、それを乗り越え(笑)、やり切った時の体と精神のスッキリ感は「やってよかった」と思うもの。この気持ちを知れたからこそ、ここまで続けられているのかなとも思うのです。

記事のタイトルとしては素晴らしいものかも知れませんが、私も常時これができているわけではありません。良いきっかけですので、自分の備忘録としても書き留めておこうと思いました。

やりたいことの”一歩先”を目標とする「+1ゴール」

高校の野球部の部室に「目指せ甲子園」という言葉が貼っているの、みたことある人もいるのではないでしょうか。
とても素晴らしい目標であると同時に、こうなっていると「甲子園に出る=地方大会を優勝する」ことで、目標は達成されるということになります。

でもちょっと待ってください。高校球児憧れの甲子園。行ったら「勝ちたい」ですよね。せっかく行ったのに初戦で負けてトンボ帰り。勝つことは簡単なことではありませんが、憧れの地で校歌を歌う。そんなことを考える人たちもいるのではないでしょうか。

そういった場合、「甲子園に行って、校歌を歌う」という目標にしてみるのも一つだと思います。
そうなると、「甲子園に行く」ということ自体が「目標(KGI)」から「通過点(KPI、マイルストーン)」に変わります。
通過点ということは、「ゴールに達するために必ず通る」ということ。

こう考えると、日々自分がやるべき行動って、+1で変わってくると思います。

達成可能なものをKPIに置く「小さな達成感を感じ続ける」

大きく設定する「KGI」の考え方から、段々と「実現可能なKPI」に落として行きます。もしくは「タスク(ToDo)」といってもいいかも知れません。

年末年始100kを考えた時に、簡単なことですが、連休の日数で割り戻します。
今回10連休だったので、単純に一日10kになりました。そこから毎日Googleカレンダーの朝5:00に、1hの予定で「10k走る」と入れました。
11月・12月と謎の胃痛に苦しみ、すっかり走るルーティーンもなくなっていたので、そこから急に朝10kというところも不安がありました。そこで初日の状況を見て今後のKPIを修正しようと思いました。初日11km(KPI達成)を走り、自身と向き合い、「これはいける」と思いました。結果日々上方修正のもと、10日を迎える前に目標達成となりました。

上方修正のおかげで、「翌日は短くてもいいな」という気楽な翌日を迎えられるようになりましたが、いざ走っていると「まだいける」と思うようになりました。この気持ちが「しんどいのにここまでやらなければならない」という心理状態よりはとても健全です。余裕があるわけですから。

できる範囲で目標達成に向けて一歩でも進む。一歩進めたことが達成感でもあり、喜びともなる。それを「余裕を持って」行うこと。こんなキーワードを大切にできると良いのかも知れません。

年間1000kのゴールを「どこまで簡単にするか」「+1をどう考えるか」

実を言うと、走ることやフィットネスを教える立場になってからも、年間1000kを達成したことは一度としてありません。SUUNTOのスポーツウォッチをつけるようになってからの成績を見返しましたが、最高で年間750k(2017)でした。これに比べたら、1.3倍の目標設定になります。

年間1000kを月間にすると、83.4k。
週間にすると20.9k。
1日にすると約3kになりました。
大体1kを5分ほどでゆったり呼吸が乱れないように走るようにしているので、時間にしたら「1日15分」です。24時間のうちの15分。割合にして15/1440、1%です。机の前にいる時間を15分、走る時間に割くだけで、1000kと言う大きな目標達成に対するKPI達成ができると言うことです。
数字だけ見てみたら、どんどん簡単になってきました。

とはいえ、毎日走れるわけではありません。さまざまな予定もありますし、何より天気が関係してきます。
その中で、人生で初めて気象庁のWebサイトから「日照率」を参考にしてみました。

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2020&month=&day=&view=a4

2020年の日照率は年間で43%。大体2日に1日は晴れるという基準です。とすると、1日あたりの走る距離は、倍の6k(30分)と見積もっておけば、達成は大丈夫かも知れません。(あくまで昨年の基準です。今年がどうなるかは誰もわからないですよね)

さらに「+1」をどう考えるかですが、これは「体重70kg」「体脂肪率15%未満」を設定したいと思ってます。
自分で言うのもなんですが、外見より内臓脂肪がきっと多いんだろうなと思っているわけで、それを燃やすには「走る」「自転車」などの有酸素運動がもってこいって感じなわけで。+1に体重・体脂肪率を設定しているので、その達成のための1000k走破は「通過点(KPI)」になるわけです。

これだけで達成できるとも思っておりませんが、これを実施することで、限りなく近づくのではないか。そう思っております。(現時点で)

・大きい目標から「ブレイクダウンする」
・一つ先を見越して達成したいゴールを「通過点」にする
・ブレイクダウンしたKPI達成を「具体的かつ簡単なものにする」

これらがこの記事を通じて、自身の備忘としたいポイントです。
これを表現するなら「解像度をあげる」ってことなんでしょうね。

もしかしたらどこかで心が挫けてしまうかも知れませんが、そんな時にはこの記事を見返したいと思います。

長くなりましたが今日はこの辺で。

ばばーい!